こども美術教室 がじゅく 目白スタジオのブログです。日々創作活動にいそしむ子供達の表情や毎回の授業の報告などを発信しています。(子供のための造形・絵画教室)

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2025年8月22日金曜日

目白8/22(金)夏期講習3日目の授業報告

のぞむ先生です。


はい。ということで。


目白スタジオの夏期講習は本日3日目を迎えました。このブログを書いているときはですね、夏期講習はもう終わっているんですがのぞむ先生は糸が切れたように体の力が抜けてしまいました。気を張らざるを得ない状況もあっていつもより固かったですね。笑顔が少なかったかもしれないです。個人的にはそこが反省点です。


夏期講習にはいろいろな生徒さんがいらっしゃるんですが、のぞむ先生としては一人ひとりに合った接し方を探すのが仕事だと思っています。生徒さんも一人の人間なので分かってあげられることもあればそうでないこともあります。ブログで書くことではないのかもしれませんが「たのしかった」と言ってくれる生徒さんもいれば「たのしくなかった」とはっきり伝えてくれた生徒さんもいました。そもそも絵を描くことが好きじゃないのか、授業そのものがたのしくなかったのか、どちらにしてもそう思わせてしまった責任は担任であるのぞむ先生にあります。今後また講習会の担任を任せていただく機会があるかもしれません。そのときには今よりも成長した姿でまたみなさんにお会いできたらと思います。今は少し休憩したい気持ちです。


それでは本日の授業報告に入りますね。



幼児クラスではダンボールの大きなお家をみんなでつくりました。組み立てから床に新聞をしく作業まで生徒さんたちで協力して取り組んでくれました。みんなガムテープがなかなか切れなくて苦戦していました。




心なしか夏のモチーフが多い気がしますね。スイカにトマトやカブトムシなんかがいました。描けたら先生に教えてくれる生徒さんばかりでほっこりとした時間でした。気づけば生徒さんどうしで名前を呼んだり、話すようになっていてそれを聞きながら少し笑っていたのぞむ先生です。



お家には開く窓がついているんですが、そこにかわいいお部屋の様子を描いてくれました。この絵を描いてくれた生徒さんは昨日まであまり笑顔がなかったので少し心配していたんですが、最終日の今日は笑って話しかけてくれたので本当によかったです。

先生の描いた絵をニッコニコで消そうとしてくる生徒さんもいて、前期の夏期講習に来てくれた子たちを思い出しました。のぞむ先生がみんなにとって近くに感じる存在になれていたらうれしいです。




少年クラスはカモの点描を行いました。みんなには内緒なんですがのぞむ先生はこの課題をはじめてやったので内心ビクビクしながら教えていました。生徒さんたちは無理だよ〜とかいいながらみんな手は動いていたのでガッツのある生徒さんたちばかりでしたね。初めての点描でいきなりカモを描いてみてと言われても難しかったと思います。それでも分からないところはちゃんと質問して、言葉にしてくれたのでとても助かりました。しょうこ先生に教えていただきながら時間いっぱいまで向き合ってくれました。



この課題をやるにはこの2日間はあまりに短すぎるので未完成でぜんぜん問題ないです。のぞむ先生もいっしょに描いたんですが完成しませんでしたのでそういうものです。並べてみるとみんなそれぞれの色の違いがあってすてきですね。



オスのカモにしぼって進めてくれましたね。とちゅうで話した明るい・暗い・明るい・暗いの階段のような明暗の組み立てを意識できています。目なんかは白く残っているんですが、薄目で見るとほぼ黒なので目は目と意識しすぎないようにするとより自然になりますね。



メスのカモの色ですが絵の具のチューブそのままの茶色ではなく、混色でつくってくれた茶色ですね。授業の最初にお話した「点と点の間が広い部分もつくってあげる」これが意識できると絵の中に光が当たっている明るい部分が生まれるのでより進めやすくなります。



全体に手が入っていてとてもいい進め方です。絵の具の濃淡もあってここからまだまだよくなりそうな、そんなとちゅうです。構図はのぞむ先生的には好きな入れ方です。モチーフを画面まん中に配置してギリギリまで大きくいれるのがセオリーなんですがこの入れ方は絵として心地いいですね。


鉛筆の線がすごくいきいきとしていたのが印象に残っています。観察力がある証拠ですね。普段から絵を描いているのが伝わる絵なんですが、観察よりも頭を使って色を置いているように見えます。それ自体が悪いわけではないです。ただ、いい観察力を持っているのでもっとこのカモらしさが出せると思います。



点と点の間の距離をよく意識できていますね。先生の話をよく聞いてくれていたんだと思います。よりよくなるとすれば、観察によって色の微妙な差をもっと拾えるようになるといいですね。混色もしっかり取り組んでくれていたのでこのまま続けていけば自然と作れる色数が増えていくと思います。カモの形の特徴もよく捉えられていてとてもいいですよ。



カモはもちろんのこと、その下の木なんですが意外とないがしろにしがちなんです。でもこの木はよくくらいついて観察されています。いいガッツです。今回描いてもらったカモは首がやや長くて胸を張っている印象があるので、その感じが出せるとよりカモに似てきます。カモの周りの空間の形を見てあげるとより合わせやすいカモです。



なんかいいですよね。すきな雰囲気なんですよ。実際のはくせいはこんな風に見つめあってはないんですが、嫌な感じじゃないしむしろ絵としてすてきですよ。メスのカモの羽の模様ですがもっと観察できたかなと思います。向きや大きさなんかが似るだけでもっとよくなると思います。ただ、今の時点でいい絵になりそうだなあと思います。



講評のようなことができなかったので簡単にですがコメントさせていただきました。今後、みんなの絵がより良くなってくれるきっかけになれば幸いです。

帰り際に「まだ描きたい!」と家で今日の続きを描くためにカモの写真を撮って帰ってくれた生徒さんがいました。決して自分のおかげなどというわけではないですが、そのきっかけの一部になれたのならこれ以上にうれしいことはないです。がじゅくに通ってくれてもくれなくても、その生徒さんの中で残ってくれる何かを渡せていたらこの3日間には意味があったと思います。いっしょに授業を行なって下さったしょうこ先生、もえ先生、先生方のおかげで最後までやりきることができました。目白スタジオの夏期講習に参加してくださった生徒のみなさん、保護者の方々、そしてがじゅくの夏期講習に携わってくださったすべての方々に感謝いたします。それでは。また。



担当したのは、しょうこ先生と明日も目白スタジオ勤務ののぞむ先生でした。(記:のぞむ先生)

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